デンカ生研は2008年までジャスダック市場に上場していた企業ですが、現デンカの完全子会社化となってしまったことから上場廃止となりました。
この場合、株はどうなってしまうのかと心配する人もいるかも知れませんが、企業としての価値がなくなってしまったわけではありませんから株の価値の0になってしまうというわけではありません。
しかし、株式市場で自由に売買をすることができなくなってしまうだけに、その価値が大きく損なわれてしまうことには違いありません。
このようなケースの場合、少額の株の場合には親会社となった企業に時価で買い上げられることになるので、大きな損失を出すということはないので基本的にはあまり心配する必要はありません。
現デンカの完全子会社となってしまった、デンカ生研ですがこの企業は一体どのような事業をしているのかというと、名前からすると電化製品を取り扱っていそうなものですが、医薬品の製造販売や輸出入を行う企業となっています。
元々、電気化学工業の子会社であったことからこの名前がついたのですが、事業内容と企業の名前というのは必ずしも一致するものではないのです。
そのため、名前だけを見て勝手な思い込みで事業内容を判断すると、投資に失敗をしてしまう恐れもあるので注意をしましょう。
名前だけで判断をしてしまうというのは、投資初心者などにありがちなことですからバカバカしい話に思えるかもしれませんが、注意をしておきたいポイントとなります。
株の売買は名前だけで行うことはできますが、それだけで投資をしていれば予期せぬ損失を出してしまうことにもつながりかねませんから、投資をする時にはよく事業内容を確認して行うようにしましょう。
株式市場から上場廃止したデンカ生研と電化製品は株の落とし穴にハマるなで公開された投稿です。